ASAHI TOWN MUSEUM OF HISTORY 朝日町歴史博物館

DEGITAL MUSEUM collection of asahi town museum of history

詳細データ

疱瘡見舞帳綴

カテゴリー
歴史資料 
郷土の偉人・文化
年 代 文化13年(1816) 弘化3年(1846)
法 量(cm) 縦:13.0、横:33.5
数 量 1冊
種 別 古文書
形 状

解 説

疱瘡に罹った子どもへの見舞いの品を控えた帳面。お菓子など子どもの好きな品や見舞金が並ぶ。疱瘡とは伝染病の一つで天然痘ともいう。極めて伝染力が強く、特に子どもにとって恐ろしい病気であった。日本では幕末に治療法が伝来するまで治療の術はなく、疱瘡除けの呪いとして「疱瘡絵」(赤摺りの錦絵)が流布し、また、土着の神さまなどを「疱瘡神」として祈ることで免れようとした。そして、一度罹れば皆でお見舞し、無事全快すれば村をあげてお祝いをする、といった風習が全国各地で行われた。