詳細データ
- カテゴリー
- 民俗
- 郷土の偉人・文化
- 萬古焼
法 量(cm) | 高31.9cm、胴径12.5cm |
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数 量 | 1組 |
種 別 | 有節萬古製作道具 |
形 状 | 型資料 |
解 説
森家に伝来した型資料の一つで、角形の水次(みずつぎ)を製作するための木型。水次は水注ともいわれる茶道具の一種で、主に水指へ水をつぎ足すのに用いられる。軸に「明治三庚午初冬」とあることから、明治3年(1870)の作とみられる。軸と六つの部材から構成され、粘土を貼り付けた後に軸、部材の順に口縁部から引き抜くことで水次ぎ胴部を成形できる。軸上部の方形の穴は引き抜く際の持ち手とするために開けられたものと考えられる。留め具の各外面には「庚午冬」「角水次」「摘山堂」「萬古」の墨書がみられる。「摘山堂」とは森有節の堂号である。