解 説
慶応元年(1865)から明治19年(1886)までの有節萬古の焼成に関わる記録。内容は上絵付けに用いた錦窯の焼成記録と見られる。慶応4年(1868)には1月17日から6月2日までの間、計38日間焼成を行い、6月2日から7月20日までの間は記録が途絶える。この間は登窯での本焼きの準備や焼成を行ったものと推測される。7月20日より再度錦窯の焼成が始まり、12月17日までに32回、年間計70日間焼成を行ったことが確認できる。
慶応元年(1865)から明治19年(1886)までの有節萬古の焼成に関わる記録。内容は上絵付けに用いた錦窯の焼成記録と見られる。慶応4年(1868)には1月17日から6月2日までの間、計38日間焼成を行い、6月2日から7月20日までの間は記録が途絶える。この間は登窯での本焼きの準備や焼成を行ったものと推測される。7月20日より再度錦窯の焼成が始まり、12月17日までに32回、年間計70日間焼成を行ったことが確認できる。