解 説
本居宣長著『古今和歌集遠鏡』の中から、55首を取り上げ「補正」を加えたもの。巻頭に、橘守部・吉田令世・白井固による序文を付す。内容は、中村知至や師である固の説・意見を本文中に配す。最も多く記述されるのは守部の意見(29首)であるが、多くは知至や固の説に対する批評にとどまり、全て頭注に配す。このように、本書では知至や固の説・批評を歌注の本文に配し、それと区別して、その他諸々の意見・批評は頭注に配するという構成になる。
本居宣長著『古今和歌集遠鏡』の中から、55首を取り上げ「補正」を加えたもの。巻頭に、橘守部・吉田令世・白井固による序文を付す。内容は、中村知至や師である固の説・意見を本文中に配す。最も多く記述されるのは守部の意見(29首)であるが、多くは知至や固の説に対する批評にとどまり、全て頭注に配す。このように、本書では知至や固の説・批評を歌注の本文に配し、それと区別して、その他諸々の意見・批評は頭注に配するという構成になる。